群役場

オットからのメールによると、
今、私たちの結婚書類は、どうも郡の役場で審査中らしい。
「まだできません」「水曜日まで会議だから、それまで待ちます」「また明日行ってみます」
何度も足を運び、ひたすら待たされ、いらいらしているのが伝わってくる。
「審査中」って一体何? って思うのは、日本の感覚。



ラオスの結婚手続きは、日本と違って「許可制」。
まず12種類もの必要書類をそれぞれ作り、役所へ申請する。
一定期間の審査期間を経て、晴れて許可。
この申請→審査→許可のプロセスを、村役場からスタートし、
郡役場、市警察、内務省、外務省うんぬんと、役所の階級を上げながら
5つも6つも繰り返すのだそうだ。



コネや袖の下を駆使したり、手続き代行会社を使うことで、
審査期間が短くなるらしいけど、最短でも1か月はかかるそう。
何の手も使わず、自分でコツコツとやる場合、1年近くかかるというのが、
あちこちでリサーチした挙げ句の、おおかたの見通しだ。
オットは学生なので、袖の下はない。
だから、私たちの道は、果てしなく遠い。と思われる。



ラオスの結婚手続きは、本当にすごく大変です」
オットは前からそう言ってた。
そうですね、本当に大変。ようやく実感がともないました。